伊賀流忍術発祥地
伊賀流忍術発祥の地
伊賀上野は、伊賀流忍術の発祥地です。
忍者は、その昔、伊賀の里山で暮らし、周辺の山々を修行場にしていました。
地理的に、奈良や京都と隣り合う地域であることや、荘園地としての歴史的背景が、忍術を育みました。忍術は、情報を収集する諜報活動と相手の戦カを低下させる謀略活動に大別できます。
上野公園には、忍術の殿堂である「伊賀流忍者博物館」があり、毎年4月からゴールデンウィークにかけて、町全体が忍者一色になる「伊賀上野NINJAフェスタ」が開催されます。
俳聖松尾芭蕉の生誕地
伊賀上野は、蕉風俳諧を確立した松尾芭蕉の生誕地です。
昔から学間を奨励した文化性の高い土地柄で、幅広い自然環境が見せる四季の豊かな情景と幽玄な環境が、住む人々の感性を刺激してきました。
芭蕉ゆかリの場所も多く、投旬箱が町の中に設置され、俳句が親しまれている地域です。
盆地と清流が育む豊かな自然環境
伊賀盆地は、鈴鹿山脈、笠置山地、室生火山群、信楽高原と、特徴的な山々に囲まれています。
地理と標高との関連で、寒冷地に分布する北方系植物と、温暖な気候を好む南方系植物が両方植生できる数少ない土地で、多様な自然を手軽に楽しむことができます。
また平野部では柘植川、服部川、木津川、名張川が流れ、豊富な水が耕地をうるおしています。特に木津川は源流域で、京都、奈良を横切って、大阪の淀川に合流し関西圏の重要な水源のひとつになっています。
大阪、京都、名古屋から自動車で約90分、ちょうど中間に位置していて、身近で気軽に自然体験ができることも特徴です。
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